「のど痛い」と言っただけでたくさんの病名が・・・?知ってましたか?

「のど痛い」といった症状でこんなにたくさんの病名が有るんです。
1.アデノイド・扁桃肥大(口蓋扁桃肥大) 2.かぜ症候群(急性上気道炎、普通感冒、かぜ)(小児) 3.かぜ症候群(東洋医学)4.気管支炎(小児) 5.気管支炎(東洋医学)6.水痘(水ぼうそう)(小児)? 7.突発性発疹? 8.風疹 内科(系)? 9.ヘルパンギーナ(小児)? 10.流行性耳下腺炎(ムンプス、おたふくかぜ) 11.EBウイルス感染症(伝染性単核球症)? 12.伝染性単核球症? 13.扁桃周囲膿瘍? 14.麻疹(はしか)? 15.溶連菌感染症(小児)? 16.甲状腺機能亢進症 亜急性甲状腺炎、ざっとこれだけの病名が出てきました。 「のど痛い」といった症状でも、結構ばかにできないあなどれない病名も有りますね。

「のど痛い」と感じる「のど」について・・・。

口を大きく開けると、「のど痛い」と感じるのどがみえます。また首の真ん中、のど仏の所ものどです。それに鼻の奥にものどがあります。 のどと一口に言っても意外と広いのです。耳鼻咽喉科の咽(イン)と喉(コウ)とは、両方とものどと言う意味ですが、このように医学では鼻の奥から食道の入り口までを咽(咽頭)、気管の入り口の部分を喉(喉頭)とし、のどを二つに分けて区別しています。
のどの痛みや、のどの違和感、のどの異物感は日常しばしば起きるありふれた症状の一つで、自然治癒することも多いため、ややもすれば安易に画一的に対処されがちです。いつまでも様子をみていてはいけない病気もありますので注意が必要です。

「のど痛い」、「のど違和感」、「のど異物感」こんな症状を侮ってはいけません!

1)熱がないから良いと思ってはいけません。ひどい炎症でも熱が出ないことがよくあります。2)小児はのどが痛いと言いません。大人の様な痛みは感じないのです。のどが腫れてくると、イビキが大きくなり、さらに睡眠時に呼吸がリズムが乱れ、さらに呼吸が十秒位止まることがあります。また、こもった様な声になります。3)鼻づまりのため口を開けて寝ていると、目覚めた時のどの粘膜がカラカラに乾燥して、朝にのどが痛いということになります。また逆に鼻の中が開き過ぎる病気があります。そのような人の場合、乾いた空気が鼻を素通りしてのどに届き、のどの粘膜が乾燥して荒れてしまいます。この様に鼻の影響で、のどが悪くなってしまうこともあります。実際、鼻づまりのため常に口呼吸をしている子供は、扁桃に炎症が起きやすいようです。
のどにもこの様にいろいろな病気がおこります。耳鼻科医は耳と鼻だけでなく、のどの咽と喉の隅々までも診察しています。

Copyright © 2008 「のど痛い」と言っただけでたくさんの病名が・・・?